繋がったら繋がったで、安心して涙が出そうになる。
蒼の声と、あの温もりはきっと私にしかわからない安心感。
「……もし…もし?」
「どうした?」
「あのね……」
「ん?」
「……あっちこっち痛いんだけど」
「え?」
「……なんかね、気持ち悪いし…関節いたいし、熱もあるみたい」
「大丈夫?」
……大丈夫じゃないから電話してるのに。
「…ダメ」
「立てそう?」
「無理、絶対無理」
「そう……。わかった、早めに帰る」
「あとどれくらい?」
「んっとね。早くて1時間」
「そっか。……わかった、待ってる。」
「うん、ヤバそうならもう一回掛けて。」
「…わかった」