─────…………次に目が覚めたときは、胸がなんだかモヤモヤしていた。
気持ち悪い………。
ここでは戻すわけにもいかないので、どうにか気分を紛らわせた。
足首辺りがジンジンのような、ガンガンのような。
変な関節痛に少しイラつきながら、またベッドの上を転げ回る。
「………蒼いつ帰るの」
携帯を手にして、蒼への発信ボタンを押す。
この携帯の文字が、一層吐き気をかきたてた。
………プルルル
……………プルルル
_______「もしもし?」
あ、繋がった……。
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