にしても、季蛍さんの足取り……重いな。 蒼が気づかないハズないけど、寝不足と伝えられていたら………。 それもそうか。 と、その時。 季蛍さんの足が止まった。 「…ん?季蛍…?」 蒼も足を止めて、首を傾げた。 季蛍さんが膝から崩れて座り込みそうになる。 「あっ、季蛍さん……」