あれから数分して、陽さんにも心配をかけてはいけないと思い、またトイレから走って陽さんの元へ。







「あっ。季蛍ちゃん大丈夫?」







「大丈夫です」








「……………戻した?」








「……」







軽く頷いて、陽さんの隣に腰掛ける。








「……体が食べ物…受け入れてくれなくって」








「…蒼くんには」








「…言えないですよ。……食べ物を受け付けないくらいどうってことないので」







「…………でも、戻しちゃうのは言わないと怒られちゃうんじゃない?」








「…いいです、多分気づかないから」