「陽さん、久しぶりですね…」






「ね~。ご無沙汰しちゃって」







「蒼、いつまで見てるんだか……」








「港もだよ……。ワイシャツなんてどれも同じなのにね?」









私と陽さん2人で店内の椅子に腰掛けているな中、蒼と港くんはお店を回っている。








ワイシャツがどうのこうの、と言って。








ワイシャツのこだわりにも、苦笑いが浮かぶだけ。







「……にしても、季蛍ちゃん大丈夫?」







「…え?」







「…いや、顔色がなんか青白いから」







「わかっちゃいますよね…。ごめん…なさい、心配かけると思ったから」







「いや……でも大丈夫?」