「おはよ。……体調悪くない?」 しゃがんで果織ちゃんと目を合わせれば、 「大丈夫。あんまりね、痛くないの」 「そう。良かった」 「でも」 「ん?」 「………何でもない」 「ん。とりあえず検温して」 島内さんが果織ちゃんに体温計を渡す。