「あ、いいですよ?別に。 とにかく扁桃腺は腫れてるんで……」 とパソコンをカタカタする高島。 「……もう終わったでしょ。すぐだったよね?」 潤んだ目で俺を見上げ、頷く季蛍。 「じゃ、季蛍。お大事にー…」 高島がそう言えば、喉が痛くて声が出ないのか、何度も頷く季蛍。 「じゃ、高島ありがとな」 「いえー」