診察室のドアを押さえてくれている高島も、苦笑いしている。 「季蛍。……ここまで拒否しないの」 「嫌ッ!!」 「いい加減にして」 「やだッ!!」 「………季蛍。すぐに終わるから」 「…行きたくないぃッ!!」 ここまでくれば、俺も痺れを切らす。