病院の入り口から飛び出してきた高島。 白衣をなびかせながら小走りでこっちへ向かってくる。 「…蒼先生」 「ごめん、わざわざ」 「いえ。……にしてもお疲れ様です」 ………よっぽど俺の顔が苦笑いだったらしい。 「季蛍ー…。おいで」 高島が声をかけても、首を振って拒否。 「季蛍ー?診てあげるから。辛いんでしょ?」 「辛くないです!!」 「………だそうですよ。蒼先生」 「さっきからずっっとこうなの。」 「ダメじゃん。蒼先生困ってるよ」 「いいもん……。病院なんて行かないから」 「…………」