季蛍の腕を引きながら車に乗せる。 「やーだ!!行かない、行きたくない!!」 「……………」 助手席に乗せた季蛍の手を掴んで、 「俺もいるだろ?別に季蛍1人で病院行けって言ってんじゃないの。」 と言ってから車を病院へ走らせる。 大人しくなったから、ようやく諦めたか、とも思った。