「高島高島!季蛍は?」 医局へ入った俺は、眠たそうな高島に聞く。 「季蛍なら怒ってましたよ?なんか…。 あっ、蒼先生…薬、許可しなかったんですね」 「あ。うん、当たり前」 「……ですね」 「……季蛍どこだろう」 「多分、自分の診察室じゃないですかね?さっきまで外来だったんで」 「わかった。ありがと」