医局へ行くと、高島先生が資料を見つめてぼーっとしていた。 「おはようございます。」 「…あ、おはよう」 ファイルを手に抱えて、私は外来のために診察室へ向かう。 7度でへこたれる私じゃないもん。 蒼は心配性すぎるんだ。