ララと違って空手とかバイクとか

危ない事は全然せえへんけど



見た目は瓜二つ


目の色、明るい髪、肌質…

あらゆるパーツがそっくりやった





そんなルルが



目の前で脱いで

俺を誘ってきた




ララやない




でもそん時の俺は


目の前の女をララと思うことにした




辛い現実から逃げるために…




それからの俺は

空手もバイクも忘れるように

ひたすらルルとヤリまくった



ふと鏡見ると生気がなくて

自分の顔やなくなってる気がした



そんな毎日が続いたある日

ルルと入れ違いで零志くんが家に来た



言葉は少ない男やけど

俺の状況を理解してんのも

心配してくれてんのも伝わった




帰り際、ララの命日に

一緒にあの山に行こうと誘ってくれた