「インタビュー

聞き逃した所あったんで…



零志くん、今の喜びを

誰に一番伝えたいですか?」





えええええええええ⁈⁈




一瞬の間があって

零志くんの口がマイクに近づく




「僕がチームの中で全然力がなかった

頃から支え続けてくれた人がいて…


その人の笑顔と励ましがあったから

毎日頑張って一番上まで来れました」




零志くんはサーキットの観客席

最前列へと歩いて行き


愛する人の手をとる




マイクを持ったリポーターとカメラマンが


その瞬間を捉えようと急いで駆け寄る