【短】嫌い。










「ちょ、ちょっと……」



「ねぇ、李夜」



鈴はそう言って、あたしの上に覆いかぶさった。



鈴の髪が、微かに揺れる。



「俺の名前、呼んで」



さっきとは違う、少し力強い声。



「……ど、どいて……」



顔を鈴から逸らした瞬間、鈴はあたしの指と自分の指を絡めた。



「……っ!」


冷たい鈴の長い指が、あたしの指をなぞる。