アバター

石井は、ガードレール飛び越える。
ドーン!
トラックがガードレールに衝突する。ガードレールが半分ちぎれる。
石井は銃を抜く。
相手は操られているだけだ。撃てない!
トラックまたバックする。突っ込んでくる!もう逃げ場がない。
パン!
石井は、運転手の胸に弾を命中させた。
トラックは、ガードレールを突き破って、停車した。石井は飛びのいた。運転手はハンドルにうな垂れている。
強打したヒザを押さえ石井は周囲を見た。野次馬が集まりだしている。危険だ、この中に怪物がいると、他の人が犠牲になる。

石井は走り、信号を渡り、歩道を全速力で走った。

300メートルほど走って石井はゼイゼイいいながら、ガードレールに腰をかけた。

なぜだ!なぜ俺が今ここを通っている事が分かったのだ。警察庁に戻ることを誰にもまだ言っていない。中渕に連絡しようと思っていたところだ。相手は、俺のすべてを知っているのか。