アバター

「あなたが犯人だと言う証拠は、隣にいる長官です。完璧に洗脳されてます。長官に近づくため。あなたはいろんな事件を起こした。何度も長官に事件の報告をして、いろんな資料をみせ、ジワジワと洗脳したのでしょう。」
磯山は軽くジャブを放った。

「長官。私が長官を洗脳したと言ってますが?」

「バカな。君たちは狂ってる。銃を使って長官室を占拠しているのだぞ。早く投降しなさい」
長官は無表情で言う。

長官は洗脳を受け、すべて中渕の言う通りに動く奴隷になっている。

「中渕さん。あなたが犯人だと言う確かな証拠があります」

磯山が眉をひそめて言う。

石井と小川隊長が驚き磯山に目を移す。


「私は何もしていません。ずーと警察庁にいました。ここでは何も出来ません」

その時。

ルルルールルルー

長官の机の電話がなる。

石井が、受話器を上げた。

「もし、もし」