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すぐに渋谷と隊長が5名の警官に襲いかかる。

通路の奥から警官数名が駆けつける。

石井が銃を構えその警官達に威嚇射撃をする。

パン、パン!

警官達は慌てふためいて引き返す。

「私の後ろに隠れてください」
石井が磯山をかばう。

5名の警官を気絶させた隊長が長官のドアを開けようと激しくノブを回すが開かない。

パン!パン!

少し下がって軽機関銃を撃って鍵を壊した。

隊長と渋谷は、部屋の中に銃を構えて突入した。

部屋の中には、重厚な机に松久長官座っている。その横に中渕が立っている。

長官の横で中渕は不敵にニヤついている。

石井と磯山も中に入ってくる。

「主任。やっぱり連続自殺、殺人事件はあなたが犯人なのですね。磯山医師も共犯ですか?何が目的ですか?」

「バカを言え、お前が犯人だ!」

石井が中渕に銃を突きつけた。

椅子に座っている長官は目の焦点が定まっておらず顔色も変えずに無言のままだ。

渋谷がソファを引きずって、ドアにバリケードを作った。ドアの外の様子を見張っている。

「主任、あなたが犯人だと言う証拠は山ほどあります」