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弁当を食べ終え。磯山と石井は資料を調べ出した。

「犯人は、攻撃をしなくなりました。次の攻撃の準備をしているのでしょうか。資料をみると攻撃は散発的に行われいます。犯行を行う度に過激になってます」
磯山が長い髪をなびかせて石井に向く。

「今は新たな攻撃の準備をしているのでしょう」

「犯人は次の攻撃は途方も無いことをするのですか」

「たぶん……」


「石井さん!」
磯山が声を荒げる。

「な、何ですか?」

「奇妙なことがあります。由香ちゃんの携帯の事ですが、部屋に行った時、メールの着信音が鳴ったと書いてます。そのままの状態で、警察庁で調べるとデータが消去していたと書いてます。おかあさんも救急車呼ぶため一回電話をしただけで何も扱ってないと書いてます。壊れる場面もないし、消去する場面も見当たりません。これは不思議でしょう。データの調査は石井さんがしたのですか?」