アバター

「サーバーを調べないと、どうしょうもありませんね」

「それで、今からアバサイトの本社に行くのです。加害者のデータ、アクセス記録などを開示してもらいます」

「私は携帯の中に、そのデータが入っていると思ってました。システムは素人でよく分かりません。すみません」
 磯山はしおらしく言う。

「普通の人は、携帯にアバターが入ってると思ってるでしょうが、携帯は特殊な技術でアクセスしています。機種ごとに微妙に設定が違います」

「犯人が危険なデータを長時間サーバーに入れてるわけがないと言うことですね」

「そうですが、犯罪者はご存じの様に1パーセント以上のミスをします。私たちはそれを探すのです。いかなる事も捜査するのが基本です」


古賀室長が石井の横に来た。

「石井、二日まともに寝てないからな、少しは眠れたか?」