アバター

朝まで、何事も起こらず、ソファで横になっている石井は目を醒ました。

「ウォー!身体が痛い!」
右足の傷、右腕の打撲。全身の筋肉痛が全身を襲う。

痛みを堪え、左腕の時計を見ると、8時30分を指していた。

「主任、ビデオできましたよ。主任のフォルダーの中に入れときました。私は、少し仮眠を取ります」

中渕は、石井が目を醒ますまで起きていたようだ。

「ありがとう」

「おはよう御座います」

磯山も起きている。いくら個室と言っても警察庁の中で眠れる筈はない。

石井はトイレで洗面した後、自分のデスクに戻った。

眠たい目をショボショボしながらパソコンの前に座り、マウスを持つ、サーバーにある自分のフォルダーを開けた。