「真知子ー。帰ろうぜ」

「うん、ちょっと待って」

俺、石垣小太郎には可愛い彼女がいる。

長谷部真知子。

今も俺が帰るって言ったのにクラスの男子が声をかけた。

どっかの女子みたいに顔を赤らめて。絶対狙ってやがる。

でも、真知子はいい子だからすぐに断って俺のところに来る。