ほら、ほら、ほら……! 私にはあの子に勝てるとこなんてないから。 こんなひねくれちゃうのもしょうがない。 さっさとふられてスッキリして前に進んだほうがいいってわかってる。 けど、それでも諦められられないのは____彼のせい。 「ナツ!帰りにドーナッツ買って帰ろーぜ!」