『 ナツは1番の親友だから教えるね。誰にも言うなよ? 』
『 うん、わかってるよ 』
( 言わない、言えるわけない。 )
『なつはね、スゲー優しいんだ!ナツ、わかるだろ?』
『 可愛いし、優しいよね。まさに理想のオンナノコ 』
( わかんないよ、私とは全然違うから? )
『 絶対になつを彼女にするから! 』
『 すごい自信だね 』
もう、この後どう話が終ったのか、どんな気持ちで家に帰ったのとか、なにもなにも覚えてない。
馬鹿みたい。
変に期待なんかしちゃって。
( なんで私と同じ名前なの………!? )
( 大切そうなその声で呼ばないでよ……!! )
( 辛い、よ………………………。)
