その声で呼ばないで







「いっつ…」




コケてぶつけた膝をさする。



あー、赤くなっちゃった。



「大丈夫?」




手を差し出した彼の顔を凝視した。




そうだ。トキがやられてハイ、終りなんてこれまでなかったじゃない。



浮かれすぎて気づかなかった。



もう一度、大丈夫か聞いてくるトキ。





「今の、トキが足出したから私、転んだんだけど?」