その声で呼ばないで




_____ねぇ、こんなにドキドキするんだから。









「アンタと同じクラスだったら毎日が楽しそうだな。」











嬉しくないはずないじゃん。











「………………あたしもだよ……バカッ…」










あたしの蚊の鳴く様な小さな声は、君に届いたかは定かではないけれど。




君はあたし向かって、確かに笑ったんだ。