その声で呼ばないで












              橘 永希 










君の名前が書いてあったんだ。





神様は私にちょっと、いや、大きなプレゼントをくれたんだ。



どうしよう。


嬉しい。


顔がにやけて絞まらない。


やばい。







 



にやにやしたユルユルのこんな顔、絶対誰にも見せられない。



たとえ親友だったとしても、よ! 







見られたら恥ずかしくて燃え死、








「なーに、にやにやしてんの?」











ぬか、ら……

















   


・・・。

 
      


















・・・。