「やっと日和が恋愛出来そうだからさ。」
そして、ご馳走さま、と華奢な手を合わせた彼女は、満足そうに腕を組み笑微笑む。
「……出来るかな?」
スプーンを持ったままそう言えば、彼女は小さく笑う。
「出来るでしょ。って言うかもう、両想いなんでしょ?付き合わないの?」
……付き合う!
そうだ。小学生の恋愛じゃない。……いや、今どきの小学生はすごいらしいんだけど。
というか。
「両想い……。」
「だって告白されてるんでしょ?」
小さく頷く。
「まぁアンタが断るからややこしくなってるんだけどね。」
……ご尤もです。
アイスコーヒーにガムシロップを入れてくるくるとストローで回す彼女は、なんとも意地悪そうな、そしてどこか面白そうな表情を隠しきれていない。
「どうしたらいいのかな?」
「そりゃあ、日和から告白し直すしかないでしょ。」
その言葉に、体温が一気に上昇したのがわかった。……告白なんて、生まれてこの方一度もしたことがない。

