「お、美由早いなー!」 1人で準備をしていると聞こえてきた声。 この声は……翔樹。 「おはよう翔樹。そういう翔樹も早いじゃん」 「まあな~」 「初めての試合が楽しみでじっとしていられなかったんじゃないの?」 「さすが美由!大正解!」 バスケバカの翔樹のことだ。 絶対そうだろうと思ったよ。 「俺も準備しよ~」と言ってタイマーを引っ張り出してきた。