彼とバスケと私




そのせいで、更に頬が熱くなる。




「か、和也先輩!恥ずかしいです……」


そう和也先輩を見上げて言うと、目を一瞬見開いてすぐに顔を反らされた。



あれ、なんかした?私……。



それを見ていた奈実先輩達は、クスクス笑っていた。



なにがなんだかわかんない。



え?え?と私があたふたしていると、グイッと肩を引き寄せられる。


それで朝の件を思い出す……。


私を引き寄せた人を見ると、それはまた翔樹だった…。