彼とバスケと私





頭を撫でられるなんてこと、ほとんどされたことなくて、凄く恥ずかしい……。


顔が赤くなっていくのを感じて、私は顔を隠すようにうつ向いた。



「ふふ、美由ちゃん、顔赤いよ?」


な、奈実先輩!そこ指摘しないで下さいよ……


そう思うが口に出せずにいると、

「美由、照れてるのか?可愛いなぁ」



そう言ってまた私の頭を撫でる和也先輩。


さっきのガシガシとした感じではなく、優しい手つきで。