頭を撫でられるなんてこと、ほとんどされたことなくて、凄く恥ずかしい……。 顔が赤くなっていくのを感じて、私は顔を隠すようにうつ向いた。 「ふふ、美由ちゃん、顔赤いよ?」 な、奈実先輩!そこ指摘しないで下さいよ…… そう思うが口に出せずにいると、 「美由、照れてるのか?可愛いなぁ」 そう言ってまた私の頭を撫でる和也先輩。 さっきのガシガシとした感じではなく、優しい手つきで。