彼とバスケと私







私がバスケを出来るようになったのは、最後の夏の大会の一週間前から。




勿論休み休みで、症状が出れば練習を抜けたりした。




それでも、バスケを出来ることが幸せで幸せで仕方なくて…………。




私達の引退が決まってしまったとき、後輩が私にこう言ったんだ。




「私、美由先輩みたいになります」




って。