彼とバスケと私









一段落すると、皆で外に集まった。




「皆、今日はお疲れ様!
負けちゃったけどさ、最後にいい試合が出来たと思うよ」



少し泣きそうな顔をしながらも、笑顔で和也先輩が言う。




そう。私達は、負けてしまった。




それは、3年生の引退を意味する。






俯いて、黙っている部員が多い中、和也先輩は話し続ける。




「あの沢泉相手にここまで出来たんだ。
そりゃ悔しいけどさ、上出来だよ… 。

それに、2回戦で敗退だとしても…。
俺はこのチームで良かったと思ってる。
他のどのチームよりも、このチームが1番だと思ってる。
それだけでも、十分なんだ。
いい思い出が出来たし、いい仲間も出来たんだからな!」




「そうだな………。
なによりも、お前らと仲間でいれたことが…なによりも良かったことだな」



澄斗先輩もそう笑い、他の3年の先輩達も続いて笑う。




本当に、暖いチームだ。




私も、このチームで良かった………。