彼とバスケと私









「あ、和也先輩……」



もう大丈夫なのかな?




あんなに落ち込んでいたのに、たったの10分ほどで戻ってきた和也先輩。




こんな短時間で大丈夫なのかな……。







和也先輩が体育館に入ってくる。



でも、練習に参加するのではなく、何故かこっちへ向かってくる。




「美由……」



「は、はい…」




真剣で、でも切なそうな目で私をまっすぐに見つめてくる。