彼とバスケと私





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翌日。



いつも通りの時間に登校してきた私は、靴箱へ向かう。




「美由、おはよ」



声を掛けられて振り返ると、そこには翔樹が。


「おはよう」

そうニコッと笑顔で返すと、翔樹は私の隣に並んで、


「教室一緒に行こう」


そう言った。


あれ?そういえば……

「翔樹って何組なの?」



私の学校は、各学年7クラス。

私は3組なんだけど……。


「は?俺3組だよ?」


「………え?」


い、一緒のクラス!?



「え、知らなかったの?」


「うん……ごめんね!」


「いや、いいけどね」