だいぶ落ち着いてトイレから出るとそこにはたまたま拓が居た。

「理衣?どした?なんで泣いてる?」

分かってない…

「もう知らない!拓なんか大っ嫌い!」

私はそう言ってしまった。

大きな嘘。

大っ嫌いなんてありえない。

だけど、なんて言っていいかわかんなかった。