「それ、ほんとか…?」

すこし驚いた顔をして拓は言った。

「うん。ほんと」

恥ずかしい。心臓が止まりそうだった。

「嬉しいよ。俺も好きだから。」

「私も嬉しい」

「これからは俺がお前を何があっても守る」

あっ……

また抱きしめられてる…

嬉しい。私幸せだよ………

拓の顔を見上げると、

「んっ……」

私と拓の唇が重なった。

若菜の時はあんなに怖いと思ったのに、拓なら嬉しかった……

きっとあの時拓に助けて欲しいと思ったのも好きだったから…