「あなたがNo.13?私はあなたの『保護者』よ。よろしく。呼び方はなんでも構わないわ。」

少女は何の反応も示さずに、ただこちらをみつめた。

「まずは、この場所の説明からかしら?ここは、あなたの『家』よ。あなたにはここで『仕事』をしてもらうの。『仕事』の内容はその時に話すわ。あと、ここはあなたの『家』だから、何処へ行っても構わない。だけど、外へは出ないで、ね。」

少女は何の反応も示さない。

「まだしばらくは『仕事』は無いわ。それじゃあ、ゆっくりしていて。」

女は重く堅い扉を開けた。

「 」

女の囁きは誰にも届かない。