麻理と出会ったのは、小学校5年の新学期だった。
新しく編成されたクラスで、あたしは「動物のおせわ係」になった。
もう一人の「おせわ係」が、麻理だった。
学校で飼育しているウサギの水替え、えさやりなどを、とにかく喜んでやる麻理にあたしは言った。
「動物が好きなんだね」
「うん、大好き」
人なつこい笑顔が可愛かった。
「じゃ、家では何を飼ってるの?」
麻理は急に悲しそうな表情になった。
「だめなの。飼えない」
「なんで?」
新しく編成されたクラスで、あたしは「動物のおせわ係」になった。
もう一人の「おせわ係」が、麻理だった。
学校で飼育しているウサギの水替え、えさやりなどを、とにかく喜んでやる麻理にあたしは言った。
「動物が好きなんだね」
「うん、大好き」
人なつこい笑顔が可愛かった。
「じゃ、家では何を飼ってるの?」
麻理は急に悲しそうな表情になった。
「だめなの。飼えない」
「なんで?」


