「優奈?どした?さっきからあんまり喋んないね。何かあった?」

不思議に思ってそう問いかけると、優奈は少しうつむいた。

「いや…別に、元気ないってわけじゃないんだけど、ってかありありだけど…」

「「「だけど?」」」

3人揃って優奈に訊いた。

「好き…な人が、できた…かも?」

「「「おおおーー!!」」」

お客さんが少ないマックの店内でおおはしゃぎ。

…店員さん、すんません。

「で?誰なの?その人」

とあやりがさらに問い詰めると優奈は赤面した。

「いやそれが…ね。隣のクラスの窪田って人。」

…ん?窪田?

聞いたことある名前……