その日の夜。

…寝ようと思っても寝れなかった。


何なんだよあの女!!

俺の頭ん中占領しやがって!!

余計な事考えずに寝ようと思っても、

“輝”が頭から離れなかった。

俺と同じ…名前。


目を閉じると、あの大きな瞳が浮かぶ。

俺…やっぱ一目惚れしたんだ。

悔しいけど、認めるしかなさそうだ。


…けど何で、アイツは俺を見た瞬間、

顔を背けたんだよ?

俺、何かしたか??

…明日はぜってー寝不足だ。