「いや、別に」

まあ、知らないヤツだし。

どうでも…いい。

「あれ?輝だ、アイツ来てたのかー」

すると突然、雄也が窓の外を見ながら言った。

目線の先にはさっき俺を避けた女子高生の姿。


………ひかる?

今、何て…

「アイツの事知ってんのかよ、雄也」

「ん?おう、アイツと同じ中学出身でさ、クラスは…あれ?お前と同じじゃね??」

…マジか。

じゃあ、毎日会えるのか…

何故か嬉しくなる。


…おい、待てよ?

あの失礼な女に会いたいのか?

バカか、俺。