「飯尾さんに、謝りたくて呼び出したの」


…え?

「どういう…」

予想外の展開に、頭がついていかない。

“謝りたくて”?

「私、飯尾さんや宮本君の事、振り回したりして…散々嫌がらせしといて今更、って言われるのは承知の上。
でも…謝りたくて。ごめんなさい」

頭を深々と下げる星野さん。


…驚きを隠せないあたし。

絶対他人に頭を下げないタイプだと思ってたのに…

「ちょっ…星野さん、顔上げて」

頭を下げられる方も、気分は良くない。

ゆっくりと顔を上げる星野さん。


「あのね…あたし、大丈夫だから。確かに辛かったけど…
今はもう過去として考えてるから。
だから気にしないで」

笑顔であたしがそう答えると、星野さんは目を丸くした。