大地に連れられてきたのは、ログハウス近くのベンチがあるところ。

大きな庭みたいな敷地に、ポツンとベンチが置いてあるだけ。

そのベンチに2人で腰を掛ける。


「…っ、あのね、大地…」
「俺さ」

あたしの話を遮るように、大地は話を始めた。

大地の話に耳を傾ける。

「光と喧嘩したんだよね。輝が寝てる時」

「うん。…仁から聞いたよ。大丈夫だった?」

今さらだけど心配になってそう訊くと、大地は「大丈夫、心配しないで」と笑いながら言った。

「……俺さ…絶対輝は離さないって、決めてたんだ。何があっても」

「…」

強い想いに、ひどく胸が傷む。

「でも……アイツには負けるよ。本気でそう思う」