あたし達は。

決して正しい道を歩んだわけじゃない。

お互いに傷付けあったけど。

もう、認めるしかないのかな。

あたしの“王子様”は、コイツなんだって…


「やれやれ、やっとくっついたか」

「手のかかる2人だよなーー」

ドアの方を見ると、大地と仁が立っていた。


「あーあ。今度こそ譲らないって思ってたのになー。光って奴はまったく…」

口を尖らせて、冗談っぽく言う大地。

「ねえ、だい…」
「大地、ちょっと来てくれ」

あたしが大地に話がしたいと持ちかける前に、

真剣な顔を光が大地をどっかに連れていってしまった。

「良かったな、素直になれて」

仁がへへっ、って笑うから、つられてあたしも笑顔になる。

「うん…でも、大地に悪い事…」

「それなら気にすんな。あの2人で話つけると思うからな」

「え?」