「ひぃーなちゃんっ!!」

親友の凜咲(りさ)が
授業が終わるチャイムと同時に
私の方に駆け寄ってくる

私の名前は陽菜(ひな)

いつもにぎやかって言われて
うるさいかもだけど
これでも『学級委員』です!笑

凜咲とは、教室移動も、
何もかも一緒にいる大切な親友✩

凜咲「今日も、あの話聞かせて!!」

陽菜「わかったわかった〜w」

凜咲とは教室移動するときや、
お弁当の時に
恋バナするのが日常

私には好きな人がいた。

俊(しゅん)

同じクラスで
いつもは、うるさいし、バカだし、
全然、取り柄がないけど、

本当は、がんばり屋で、いつも
まわりのことを考えていて...

そんな俊が私は好きだった

私は美術部で俊は野球部。

美術部は普段、こもんの先生も、

先輩もいないから、遊び放題!

凜咲も美術部だから、

凜咲に付き合ってもらって、

廊下で、校庭で、練習している野球部を

いるのが私の楽しみだった

俊とは、数学や、英語や、化学などの

教室移動は、席が隣で

授業が頭に入らない日々です笑




私は普通に、俊と仲良くしたいし、

でもバレたくないから、

みんなと同じように接していた。


なのに...



「こびうってんじゃねーよ。」

「俊が、可哀想じゃん。」


クラスで代表的な女子、流花(るか)

流花に歯向かった人は、みんな

いじめにあっていた。


私、は向かっていないのに。


凜咲「大丈夫?流花なんて無視無視!!」

陽菜「流花はもぅいいんだ、俊も。」

凜咲「俊もいいって...どーゆうこと?」

陽菜「気にしないで...」

凜咲「言ってよ!うちら親友じゃん!」

陽菜「俊、彼女いたんだよっ!」

凜咲「えっ...?」


耳が痛くなるほどの沈黙が続いて、

少し立つと凜咲が口を開いた

凜咲「なんで...?」

陽菜「流花に、俊、彼女いんのに可哀想
って言われたから...」

凜咲「陽菜...」

陽菜「だから、あきらめる!((ニコッ」

私は作り笑いをしてその場を立ち去った


その日は泣きながら帰った

彼女...いたんだ...

そうだよね...あんなに優しいもん...

今にもこぼれ落ちそうな涙をこらえて

凜咲にメールをした




凜咲、今日はごめん。
突然のことで、焦ってただけなの笑

もう俊はあきらめるから!
いつもみたいに恋バナ出来なくなるけど...

心配してくれてありがと!


という内容。

凜咲からの返信は早かった



ううん!うちこそごめん...
言いたくないこと無理やり言わせて...

恋バナは大丈夫!!
またなんかあったら言ってね!

うちら親友だもん!




メールを見てこらえていた涙を流した。



次の日から、俊を見れなくなった

授業がとても入ってくる

成績だってあがる

勉強だって集中できる

けど...

俊を好きだった頃に感じていた

ふわふわした感じはまったくなくて、

1日が始まるのを嫌だって

思う日だってあった


俊「ひな!!聞いてんのかよ!」

陽菜「えっ...?」

俊「だぁーかぁーらぁー!移動教室
楽しみだなっ!って!」

陽菜「移動教室...?」

俊「近いうちあんだろ!」

陽菜「うん...楽しみ...」

俊「最近元気ないよな〜?大丈夫か?」

陽菜「うん、大丈夫だよ」

俊「何かあれば言えよな〜」

それだけいうと俊は男子友達の方に
走っていった

久しぶりに俊と話した...

私、元気なさそうだったんだ...

〜授業中~

凜咲「陽菜!流花から手紙...」

陽菜「あ、ありがと...」

怖いなぁ...

恐る恐る開く





何回言ったらわかんの?
てか陽菜の趣味もありえねーし笑

俊って笑
俊は彼女いんのー

お前みたいなやつに彼氏とかできねーし




何これ。

私は私を悪く言ったことより

俊を悪く言っていることが頭に来た

思わず書き返してまわしてしまった...




手紙になると口悪いんだね、

こびうってないし。

その勘違いのが意味わかんない

あと俊を悪く言わないで





o(;-_-;)oドキドキ




それから手紙はまわってこなかった...



俊「おい」

陽菜「な!なに?」

俊「お前、流花と手紙まわしてたろ?」

陽菜「う、うん...」

俊「俺、あいつと小学校一緒だから
わかるんだけど、あいつ、
前からめっちゃこえーから
気をつけろよ、」

って言って私の頭に手を置いて去っていった。。。


ドキ(((*〃゚艸゚))ドキ


凜咲「陽菜そんなとこに立ってどした?」

陽菜「りさぁ...私やっぱ俊、あきらめるの
無理かも...」

凜咲「Σ(゜ω゜)それでこそ陽菜だぁ!!」










凜咲「移動教室だぁぁあ!」


今日は移動教室。

一日目にハイキングがあることから、
私は移動教室に行く気をなくす...( ´・ω・`)



バスの席は隣が凜咲

斜め前が俊

これだけで十分だ✩

バスではトランプとかを凜咲としていた。


遊んでいるうちに...


山に着いた...


ハァ━(-д-;)━ァ...


最初の方は眠くてあまり記憶がない...


凜咲「陽菜!何ぼーっとしてんの!?」

陽菜「ん?」

凜咲「うちら遭難したんだよ!!」

陽菜「ええぇぇえ!!」


そこにいたのは、

私、凜咲、俊、亜紅(あこ)



展開が早すぎて付いていけなくても

許してくだされ...

何にしろ私も記憶がないから...(ノω;`)


さてどうするか...

亜紅は頭が良くて、優しくて
大好き...
なんて

いってる場合じゃないんだなこれが笑


山だから、霧がドンドン濃くなるし、

凜咲の暴走に付き合って進んでたら、

草とかめっちゃ生えてて

足、切り傷だらけだし...


亜紅「あ、俊、ちょっと陽菜のこと
おんぶしてくれない?
それと、私と凜咲はそこらへん
見てくるから」


というと亜紅は私にウィンクして凜咲を引っ張る。

凜咲「ちょっ!どこ行くのさぁー!」

亜紅「いーいーかーらー!」



沈黙...(´-д-`)


俊「ほれ、乗れよ」

俊はしゃがんでくれた。

陽菜「えっ///」

俊「足、傷だらけじゃんか。」

陽菜「いや!でも重いし...」

俊「重くねーよっ」

ひょいって軽々しくおんぶされて

私は倒れそう(*´>ω<`)




私は聞きたくなかったのにふいに

聞いてしまった言葉...


「彼女いるんだよね...?」













また沈黙...



俊「うん」

陽菜「まだ、大好きなんだよね...?」


私は自分に叫んだ

それ以上聞かないで!

もう元に戻れなくなりそうで

それでも私は自分に負けた...


俊「うん、」


陽菜「そっ...そーだよねっ!
らっぶらぶじゃん!おめ!」

状況をわかっている人がこの姿を見たら

可哀想

そう見えるだろう...



亜紅と凜咲が帰ってきて、無事に

帰ることができた。


その後の移動教室は、俊と一回も
はなさずに


無駄な時間がすぎるだけだった。



告白したいのに。

したら、今の関係も崩れそうで

告白したいのに。

俊を困らせたくなくて

好きって伝えたいのに。。。



好きって伝えられたらどんなに
幸せかな...



私はふと思った。




それから長い年月が過ぎ、



相変わらず、


私と俊の間には発展もなく、

相変わらず、

好きと伝えられたらいいのに、


そう思う日々です...笑






この、お話を読んだあなただったら

どうしますか?

告白する?

告白しない?



どちらが正解でもないのですがっ笑



ラブコメや、少女漫画は

主人公と主人公の好きな男子が

付き合う。

そんなストーリーが多いですよね(´ΨΨ`)


HAPPYENDではなくても、

私はこの恋をしてよかったと

思っています、




俊が別れることを望むわけでは

ないのですが

俊と一緒にいられたらいいなって


思うだけです(*·o·*)






短編??でしたが、読んでくれて


ありがとうございます!

新しい小説をお楽しみに!!



〜END〜