嘘つきラビリンス

「それでは次も素晴らしい報告を期待してる」


こんな部長の言葉で締めくくられて会議は終了。

こんなの、課長連中に任せて末端まで呼びつけないで欲しい。

このくだらない会議の間に書類の整理が出来るというのに。


「あー、お前昼どうすんの?」


伸びをしながらの若山君の声に「そうね……」と答える。

もう12時を過ぎてるから外に食べに行くのは億劫だ。


「どっかコンビニでも行こうかな」


それでも美味しそうなメニューはもう無いだろけど、待つことはない。


「俺もそうすっかなぁ」

「それなら――」

「三峰さん」


私のも買ってきてよ。

そう言おうとした私の声は私の名前に遮られてしまった。

そして声をかけてきたのは――。