嘘つきラビリンス

そう思ってそっと隣を見るとトーマはやっぱり笑ってる。


「それじゃ僕寝るけど好きなだけ考え事してていいからね。僕、明るくてもうるさくてもどこでも寝れる人だから」


トーマはニコリと笑うと洗面台で歯磨きして、そのままロフトに上がって、


「おやすみ、恋羽さん」


素敵な笑顔を見せて寝袋に潜り込んでしまった。

って、寝るの!?

いや、当たり前なんだけどやっぱりそこに寝るの!?


「ちょっ、トーマ! 話がっ」

「んー? 今日昼間寝不足で……、その話長い?」

「……」


ってかさっきは話聞くって言ったくせに!

昼間?

あ、それって私のせい?


「……おやすみ」

「うん、おやすみ」