嘘つきラビリンス

そのクローゼットの奥、


「あ」


私は見つけてしまった。

要らない物だったんだけど、重くてロフトに持って上がれなかった。

だから、ここに丸めて奥にしまい込んだ。


「これ……」


ふと浮かんだ考えに、急いで頭をフルフルと振る。

あの子には出て行ってもらうんだってば!

でも、兎に角今はスペアキーを探さないと私はコンビニにすら行けない。


「後、あるとすると……」


食器棚の中を探す。

コンビニで貰うお箸とかスプーンか大量に出てくる。


「これも捨てるか」


だってどうせまたもらえるんだし。

そう思ってそれを掴んだ瞬間、


「ん? ……あっ!」