嘘つきラビリンス

返して貰ったクッションを抱きしめてトーマから離れようとするんだけど、ソファの背が邪魔でこれ以上下がれない!

ってか、なんでこいつは裸!?

私の叫び声にトーマは「ん?」と首を傾げて上から自分を見下ろした。


「パンツ、穿いてるじゃん?」


確かにパンツは辛うじて穿いてる。

でも上半身はまごうことなく裸だ。


「ってか、パンツ一枚ってどーゆーことよ!」

「だってシャワー浴びたばっかだし」

「服着なさいよ!」

「えー、暑いじゃん?」

「暑くないわよ!」

「あ、恋羽さん、顔真っ赤。可愛いなぁ」

「――っ!!!!!!」


こいつわぁ――っ!!!!!!


「七つ目! パンツ一枚で彷徨かない!!」

「はい?」